「建売のオプション工事って別にやらなくてもいいでしょう?」と質問されることがあります。
しかし、大半の建売住宅は「オプション工事は必須」になってきます。
例えば、これは必要と思われる代表的なオプション工事は「網戸」や「カーテンレール」です。
では、建売のオプション工事は「何を・どこに・いつ」で頼まないといけないのでしょうか?
今回は建売のオプションに関する疑問を網羅してお伝えしていきます。
建売のオプション工事!一体どんなものがあるの?
建売のオプション工事は、売主となる建築会社から勧められます。
オプション工事の一覧になるカタログを渡されると思いますが、一般的には次のようものがオプションになります。
- 網戸
- カーテンレール
- オーダーカーテン
- 照明
- フロアコーティング
- エアコン
- TVアンテナ
- 収納(カップボードやハンガーパイプなど)
- ビルドイン食器洗い乾燥機
- 浴室換気乾燥暖房機
- 立水栓
- 面格子・シャッター
- 人感センサー
- バルコニー屋根
- 屋内外物干し
- 外構フェンス
- 物置 etc
逆に物件の内見をする際は、上記設備の有無を確認しないと「物件価格以外に費用が掛かる」可能性があるので注意が必要です。
オプション工事で必須の設備は?
オプションカタログを見ていると、どれが必須なのか分からなくなるくらい色々あります。
必須になる設備も当然個人差ありますが、最低でも次の4つは生活する上で必須のオプション工事だと思います。
- 網戸
- ハンガーパイプ
- カーテンレール
網戸・ハンガーパイプ・カーテンレールは「当たり前に付いている」と思われるのですが、建売だとオプションになっていることが多いです。
見落としやすいものなので、内見時には忘れずチェックしましょう。
TVアンテナは必須ではないけど、手続きは必須です!
新築の建売でテレビを見ようと配線を繋げても、すぐにテレビを見ることは出来ません。
テレビを見るためには、次の3つのどれかを行う必要があります。
- TVアンテナを取り付ける
- ケーブルテレビに加入する
- ネット回線に加入する
それぞれのメリットやデメリットは次の通りです。
メリット | デメリット | |
TVアンテナ | ランニングコストがない | ネットが利用できない |
ケーブルテレビ | BSなど専門チャンネルも見られる | ネットは速くない |
光回線 | ネットが速い | ランニングコストが高い |
個人的におすすめのオプション工事!
予算に余裕があれば、次の4つをお勧めします。
- バルコニー屋根
- フロアコーティング
は、出来れば欲しいオプションです。
「バルコニーの屋根がないと雨が降ったら困るから標準設備じゃないの?」と言われる方もみえますが、ほとんどの建売でこちらはオプションになります。
また、フロアコーティングも個人的にお勧めです。
とくにフロアコーティングは荷物を搬入してからの施工は難しいので、売主に依頼するなら引渡し前に、別の業者に依頼するなら引渡し後すぐに依頼するのがベストになります。
ただ、フロアコーティングは全フロアで20万円以上と高いので、予算によっては1階だけでも良いと思います。
あると便利なオプション2つ!
また、あると便利な設備としては次の2つです。
- ビルドイン食器洗い乾燥機
- 浴室換気乾燥暖房機
物件によっては標準設備で備わっていることがありますが、無ければ付けたいオプション設備になります。
どちらも家事の負担が減るので奥様には喜ばれること間違いありません。
オプション工事はどこに頼めば良いの?
オプション工事は、もちろん売主になる建築会社に頼めます。
しかし、他にも建売のオプション工事を専門にしている会社もあるので、そちらに依頼するのも良いです。
それぞれのメリットやデメリットについて考えてみましょう。
「売主」にオプション工事を頼むメリットやデメリット!?
売主にオプション工事を依頼するメリットは「オプション工事が全て終わった状態で引渡しが出来る」という点でしょう。
引渡し後にあれこれ業者に依頼したりする手間が億劫に感じる方は、売主にお任せして良いと思います。
しかし、売主に依頼するデメリットに「費用が高い」という点はあります。
どこと比較するかにもよりますが、新築一戸建てのオプション工事をメインにしている業者と比較して約1.2~1.5倍くらいは高いという印象があります。
「業者」にオプション工事を頼むメリットやデメリット!?
業者にオプション工事を依頼するメリットは、やはり価格です。
売主に依頼するよりも全体的に安いので、少しでも予算を抑えたい方は新築一戸建てのオプション工事をメインにしている業者に依頼すると良いと思います。
また、業者によっては多少の値引きは相談に乗ってくれるかもしれません。
ただ、建売を購入したエリアに対応した業者があるかという問題もあります。
他のデメリットは引渡し後に業者との打ち合わせが発生するので、引渡し完了後にすぐに入居したい方は工事のスケジュールをしっかり決めておく必要があることくらいでしょうか。
個人的に完成物件であれば、業者に依頼した方が安く済むのでお勧めかなという気がします。
オプション工事はいつ依頼すればいいの?
売主にオプション工事を依頼する場合は、売主側から引渡しに合わせて「いつまでに決めて下さいね」という期日が設けられると思います。
しかし、工事着工が引渡し後でも構わないなら、いつまでに頼まないといけないという決まりはありません。
ただ、先述しましたがフロアコーティングのように「荷物を搬入する前」に作業を行った方が良いものもあるので、早めに決めて依頼するに超したことはないでしょう。
オプション工事の費用は最低いくら必要なの?
オプション工事は必ずやらないといけないわけではありません。
マイホーム購入は本当に色々なところでお金が掛かります。
そのため、オプション工事はお金が貯まってから後でやるという方や、予算の関係で必要最低限だけという方は多いです。
オプション工事も含めて住宅ローンで借入れ出来る!?
どうせ家を買うなら「オプション工事もまとめてやりたい」という方は、住宅ローンの事前審査は重要なポイントです。
金融機関によっては「オプション工事費用も住宅ローンでまとめて融資してくれる」ところもあります。
ただ、仮に事前審査で3,000万円と申し込んでいたのに、やっぱりオプション工事もやりたいから3,100万円に増額したいとなると、再審査になってしまいます。
当然事前審査の時点でオプション工事の正確な見積もりは分かりませんが、概算で住宅ローンの借入れに加えておかないと借入れ自体が出来ません。
オプション工事の業者でもローンは組める?
住宅ローンでオプション工事の費用を計算に入れていなかった方も、業者によってはリフォームローンが組めることもあります。
やはり金利だけ見ると住宅ローンよりも高いですが、返済期間によってはリフォームローンで借りて返済した方が安いかもしれません。
住宅ローンは金利が安くても借入期間が長いので「総支払い額では利息を結構払う」ことになります。
おわりに
今まで賃貸契約をされた方も「網戸やカーテンレールが付いていない」というケースはなかったと思います。
そのため建売にオプション工事が必要ということをご存じの方は正直少ないです。
予算ギリギリで契約をしてしまい「住宅ローンにオプション工事の費用を組み込めない」と困ってしまうので、この点は注意して下さいね。
また、オプション工事は必ずしも売主に依頼しなければいけないものではありません。
売主に任せてしまうメリットもありますが、費用面では建売のオプション工事を行う業者に依頼した方が安いことが多いです。
オプション工事も見積もりをとって比較検討するのが良いですね。
以上「建売のオプション工事!どこに何をいつ頼めば良いのでしょうか?」でした。
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