賃貸の営業をしていると「私、無職なんですけど部屋借りられますか?」という感じで来店される方もみえます。
現在収入がないので不安なんだと思いますが、結論を言えば「条件によって」は無職でも部屋は借りられます。
しかし、同じ無職でも色々なケースがありまして、
- 就職先が決まっている
- 貯金がある
などで審査の通りやすさも変わってきます。
また、就職先も貯金もなかった場合は一体どうすれば良いのかも気になりますよね。
というわけで、今回は「賃貸は無職でも部屋を借りることは出来るのか?」という話をしていきましょう!
無職でも「就職先が決まっていれば」部屋は借りられる!?
「今は無職だけど就職先が決まっている」のであれば、まったく問題なく部屋は借りられます。
そうでなければ新卒で部屋を借りないといけない方は困ってしまいますからね。
そういった就職先が決まっている方は、
- 内定通知書
- 就労(予定)証明書
などを会社で発行して貰えば審査を行う必要書類はクリアー出来ます。
会社に相談すれば発行もすぐにしてもらえる書類ですから気軽にお願いしましょう。
無職でも「貯金があれば」部屋を借りられる!?
先のように就職先が決まっていて一時的に収入がないわけではなく、ある意味で「本格的な無職」でも貯金があれば部屋を借りることは出来ます。
すべての物件ではありませんが「無職でも貯金が一定金額以上あれば契約OK」というケースがあります。
貯金が一定額以上あればOK
貯金で審査がクリアーできるかどうかは物件のオーナーさんの判断に委ねられますが、最低でも「家賃+共益費などが1年以上は支払える」くらいの貯金は必要でしょう。
また、私の経験では「大東建託が貯金額300万円以上」あれば無職でも契約できました。
「大手だから相談の余地も無いかな?」と半ば諦めて電話したら上記の条件を提示されて、またお客様も貯金があったので無事契約出来たことがあります(この場合は預貯金の証明として口座のコピーが必要です)
UR賃貸の「一時払い制度」を利用する
こちらも手持ちのお金があればの話ですが「UR賃貸の一時払い制度」を利用すると楽です。
一時払い制度とは「契約時に1年以上分の家賃を一括で前払いする」ことで、利用するメリットとして
UR賃貸 一時払い制度のメリット
- 収入に関係なく(無職でも)契約できる
- 収入証明書類の提出が必要ない
- 割引がある
などがあります。
最大で10年まで先払いが出来るので、長期的に住むことが決まっている方は敢えて利用することで割引き分を貯蓄することも出来ます。
ある意味「無職で部屋を探すときの最強の方法」と言えるでしょう。
貯金も仕事も今は無い!それでも「頼れる人」がいれば…
無職で部屋探しにみえる方の半数が「仕事も貯金もない」というケースです。
しかし、それでも「頼れる人」がいれば部屋を借りられる可能性は残っています!
連帯保証人がいればOK
よく「連帯保証人は同棲する彼女でもいいですか?」というような連帯保証人になる方の条件の質問を受けますが、基本的には「3親等以内の親族で定収入がある方」です。
3親等以内というと「両親・祖父母・兄弟・叔父・叔母・いとこ」です。
3親等以内でも高齢者の場合は、連帯保証人を断られる場合があります。
また、ごく稀に知人でもOKという物件がありますが私の感覚では100物件に1件もないくらいです。
ちなみに「同棲する彼女は連帯保証人になれるか?」ですが、同居する人は連帯保証人になれません。
親族名義で契約する
通常は契約者は入居者であることがほとんどですが、親族名義で代理契約を行うことも可能です。
つまり「家賃などの支払いは親や兄弟が行う」というケースですね。
でも意外と親や兄弟の方がNGということもあって、私も以前代理契約を勧めたお客様のお兄さんに嫌だと断られたことがありました。
連帯保証人は一般的に「支払いが滞らない限り」責任を追及されることはありません。(本来の意味では違いますが)
しかし、代理契約の場合は「入居者の代わりに家賃を支払っていく」ので、親族としてもハードルが高いのでしょうね。
「就職先も決まってなければ貯金もない」という場合は、やはり審査も厳しい場合が多いです。
こういった時は大手の物件よりも「個人オーナー」の物件を狙うのがおすすめです。
大手はルールが明確なので「ダメなものはダメ」という感じですが、「個人の大家さん」だと相談に乗ってくれる可能性はあります。
物件を見て大手が管理している物件かどうか判断しにくいかもしれませんが、営業マンに無職でも契約できそうな物件の心当たりがあれば紹介してくれるでしょう。
但し、その場合は「空室が多い」物件の可能性が高く、また空室になる理由というのもあります。(部屋が古いなど)
とりあえず条件にこだわらなければ無職でも賃貸契約は可能です。
無職同様に審査が厳しい!自営業者やフリーランス
じつは、賃貸は「お金があれば審査に通る」というわけでもなく、自営業者やフリーランスの方は無職同様に審査が厳しいです。
とくに節税で確定申告は赤字で出しているというような場合は、いくら現金を持っていても「収入を証明する書類がない」ので厳しくなります。
また、そういった方でやたらと羽振りがよく、お店に乗り付けてくる車も「高級外車」という方は逆に「何か怪しい」と思われて審査に落とされることがあります。
※ 賃貸は「疑わしい場合は落とす」という業界です。
自営業者やフリーランスの方は、店頭で営業マンと相談する時も「人の好さ」をアピールした方が大家さんに対してプッシュしてくれる度合いが変わってきますよ。
フリーターの場合はどうなの?
ちなみにアルバイトやパートの方でも「収入に対して家賃が高すぎない」のであれば、とくに問題はありません。
「収入に対して家賃がどれくらいであれば良いのか?」というと、一般的に収入の30%くらいが家賃であれば問題ないと思います。(月の手取りで家賃を支払って生活が出来るということが大切)
仮に収入が厳しくても連帯保証人が付けばOKとか、無職に比べてかなり審査の条件はよくなるので「どうしても無職で部屋が借りられない」のであれば、アルバイトやパートなど収入を得るというのも1つの手ですね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「無職で賃貸は契約出来るのか?」ということをお伝えしてきました。
ここまでを読んでいただいた通りですが、無職(=収入が無い)ということは条件的に不利ではありますが「部屋を借りるための抜け道」はいくつかあります。
また、とくに部屋を借りる時期が自由なのであれば「4~6月」や「10~11月」くらいの賃貸業界が閑散としている時期がおすすめです。
繁忙期に入る「1~3月」では、営業マンも忙しくて時間の掛かりそうなお客様は「部屋が無い」などの理由を付けて相手にしてくれない可能性が高いです。
ですが、逆に閑散期であれば「1本でも多く契約に繋げたい」ので親身にいろいろな物件を探してくれますよ。
以上「無職でも賃貸契約OK!3つの条件のどれかに当てはまりませんか?」でした。
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