こんにちは、不動です。
不動産業界で売買（家や土地を売る仕事）に携わっていると、圧倒的な安さで評判なのが「アーネストワン」です。
アーネストワンは、一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アイディホームとアーネストワンの６社が統合して出来た「飯田グループホールディングス」の会社です。
「飯田グループホールディングス」としては、最近では歌舞伎役者の市川海老蔵さんのＣＭで名前を聞いた事があるのではないでしょうか？
その飯田グループの中でも、「アーネストワン」は以前から建築会社の人間からすると「安さ勝負では絶対に敵わない会社」として有名でした。
では、アーネストワンの家は「安いけど良い家」なのか？「安かろう悪かろう」なのか？
実際にアーネストワンの建売り物件を購入して住んでいる友人（仮にMr.X）に詳しく聞いてみました。
アーネストワンの建売りに住んだ感想
私の友人はアーネストワンの建売を探していたわけでは無く、立地優先で家探しをしていたら「ちょうどアーネストワンの家があった」という感じです。
家自体に大きなこだわりはないタイプですが、仕事は「住宅リフォームの営業マン」ですから建築や設備に関しては一般の方よりも詳しいです。
そんな友人がアーネストワンの家を購入してから２年が経過しました。
一体どう思っているのでしょうか？
アーネストワンの家に住んでみてどう？
当然、お金をすごくかけた注文住宅の家に比べれば見劣りはします。
でも地元の建設会社が建てているような「一般的な建売り物件」として考えれば大きな違いは感じないです。
正直それで安く買えるんだから十分満足しています。
入居してから問題は無かった？
結構玄関で頻繁に出るので調べてみたら「玄関の基礎立ちあがり部分に隙間が空いていて」そこから床下の虫が入ってきているみたいだった。
連絡する前に自分で塞いだら虫は出なくなったので正解でしょう。
それ以外は大きなトラブルは無い。
まあ、虫の件は大きな問題だったかもしれないですけど（笑）
クレームの対応はどうだった？
玄関の虫の件で一応クレームは入れました。
でも、穴を塞いだのを綺麗に剥がすことは出来ないと言われて「まあ、仕方がないな」と。
一応アーネストワンのために言っておくと「クレーム対応は出来ましたよ」とは言っていました。
点検に来る人も別に感じ悪くはなかったけど、そこはアーネストワンに限らず当たり外れあるんじゃないかなとは思います。
キッチンやお風呂の設備は？
そんなに期待もしていないけど、ただトイレが少し小さい。
建売りだから選べないので仕方が無かったですけどね。
お風呂はカラリ床とかではない（そんなにグレードの良い物ではない）ので、赤カビとか出やすいかも？
コーティングはやっておけば良かったと思いました。。
まあ、ちゃんと掃除すればいいだけの話です。
総合的な感想をお願いします。
というか、そもそも建築業界はボッタくってる所がある。
そういう業界の体質を改善に繋がれば良いなと思いますね。（価格破壊的な）
建売りみたいにある程度商品化（規格化）されているのであれば、設備や建材も大量発注してコストダウンして「家の販売価格自体が下がっていく」というのは正しい形と思います。
というか消費者にはやさしいのは間違いない。
そういう点で「アーネストワンの家が安いから悪いとは思えない」し、実際に住んでみても満足してます。
なぜアーネストワンの家は安いのか？
それでもアーネストワンは「安すぎるから不安」という方もみえるかもしれません。
ですが、アーネストワンが安いのは理由があります。
まずアーネストワンは先程お伝えしたように「飯田グループ」で、日本で一番家を建てているグループに属しています。
そして、その販売力を活かして「設備や建材を大量発注してコストダウン」を行っています。（製造メーカーを買収もしてます）
さらに、パワービルダーは土地も安く仕入れる事が出来ます。
造成前の広い土地を現金ですぐに買えるだけの資本力もありますからね。
造成される前の状態ですから土地も安いですし、また土地が広ければ広い程「個人や中小企業レベルでは手が出ない金額」になってしまいます。
そのため地主さんが広い土地を売りたい時は資本力のある大手に話が行くのです。
逆に言えば「土地が造成されて売りに出ている場合」造成した業者の利益や転売した不動産屋やブローカーの利益、その他に間に入っている業者の利益が乗せられた価格になります。
そういった中間マージンが無ければ「売れ残った時の最終的な値下げ」で思い切ったことも出来るのも頷けます。
（アーネストワンの新築戸建ての利リビング）
アーネストワンを迷っている人にアドバイス！？
友人はアーネストワンの建売り物件について「前向きな話が多かった」ですが、私から建売り物件を購入する際のアドバイスを。
というのも、アーネストワンに限らずネットで建築会社の評判を調べれば悪い話がたくさん出てきます。
家に欠陥があったとか、営業マンの対応が悪かったなど等。
営業マンに関しては「どこの会社にも悪い人もいれば良い人もいる」ので当たり外れがあるイメージは湧きやすいと思います。
でも、これは建売の家に関してもあります。
建売の家は規格が決まっていて同じように建てられているイメージがあると思いますが、ハウスメーカーの仕事を受ける下請け業者は「腕や仕事の質にバラつき」が出やすいです。
つまり、アーネストワンの建売り物件が10棟あったとしても「10棟すべてが同じ品質では無い」ということ。
ですから、まずはしっかりと物件を見ることが大事です。（建売り物件の良い所は、実際に見れる所ですからね）
- 建具の取りつけ
- クロスの隅（縮む）
- 床下
- 屋根裏 etc
とくに、本気で買うつもりで見るなら「生活していて見えない所は要チェック」です！
やっぱり手が抜かれやすいのは、そういう所ですからね。
最後に
いかがでしたか？
今回は「アーネストワンの建売を購入した友人の話」を踏まえつつお伝えしてきました。
「家は一生モノ」と言われますが、最近では老後は「ワンフロアで生活出来るマンションで暮らしたい」と、若いうちは戸建でもいいけど老後はマンションという話も良く聞きます。
そう考えるとアーネストワンのような「お値打ちは建売り物件」というのは、今後新しい価値観として定着するのかもしれません。
家の購入で失敗したくないなら「情報収集と知識を蓄えることに労力を惜しまない」ことです。
なにはともあれ、建売物件だったらまずはその目で見に行ってみましょう。
それが一番勉強になりますよ！
ちなみに同じ飯田ホールディングスグループの「東栄住宅」で家を購入された方の感想もあります。
以上「アーネストワンの建売り物件の評判！実際に買って住んで分かった事！」でした。
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