「住宅ローン完済時の年齢は何歳ですか?」
私は35年ローンを35歳の時に契約しているので「ローン完済時の年齢は70歳」になります。(繰り上げ返済しなければ)
私の会社は70歳まで働かせてくれるとは思えないので、退職後の返済はどうしたものか。
退職後の住宅ローンの返済を考えると、選択肢は3つ。
- 退職金で返済する
- 繰り上げ返済をする
- 退職後も働けるようにする
私と同じように退職後も住宅ローンの返済が残る方は大勢みえると思います。
そんな皆さんに質問ですが「退職後の住宅ローンの返済」はどう考えていますか?
住宅ローンの退職後の返済!あなたはどうする?
ちなみに私は退職金での住宅ローン返済は一切考えていません。
というか、不動産業界は簡単にクビを切られるような業界ですし、考えたくても「退職金なし」かもしれません。(なので当てに出来ない)
でも、仮に退職金がある程度見込める方でも「安易に住宅ローンの返済に充てるのはお勧め出来ない」です。
今は老後ほど計画性が必要な時代!?
つい最近も金融庁から「寿命が延びている今は老後のお金が足りないかもよ」という発表がありました。(老後2000万円問題)
老後2000年問題に関しては「年金の受給だけでは老後生活に2000万円足りない」という部分がピックアップされていますが、結局私たちが考えないといけないのは「足りないかも知れない」という悪い方の可能性に対して備えることです。
そう考えた時に「住宅ローンの残金は退職金で返済する」という考え方は、本当に大丈夫なのでしょうか?
もしかしたら完済しない方が良いかもしれない?
例えば、不動産業界では「昔の話」を今でも常識と考えられている所があります。
- マイホーム購入は頭金2割は必要説
- 出来るだけ貯金してからマイホームは買うべき説
などは、よく聞く話だと思いますが、確かにこれらは昔はそうでした。
頭金2割必要なのも、以前はそもそも諸費用を含めた「フルローン」での融資がなかったですし、また貯金して買うのも「住宅ローンの金利6%とかクソ高かったバブル期」では正しい判断です。
ここで何が言いたいかというと「時代背景を踏まえて考えないことは危険だ」ということです。
今回の「住宅ローンは退職金で返済すれば良い説」も、年金の受け取りと退職時期のバランスが微妙で、さらに寿命が延びている現在では安易に手持ちの現金を手放して良いのでしょうか?
また住宅ローンは、借りている年数が長いので利息は高額ですが「現在の金利が安いのは事実」ですし、老後でお金を借りることが必要になったときに住宅ローン以上に有利な融資がどれだけあるのでしょうか?
もちろん住宅ローンを完済しても十分な蓄えがあるのであれば、わざわざ利息を払っていくのも馬鹿らしいので完済してしまった方が良いです。

その結果として「退職金は手元に残しておく」もしくは「住宅ローンの返済以外に利用する」ことが正解になるかもしれません。
私のような退職金も期待できない人はどうするべきか?
実際に私は貯金もなく35年ローンでマイホームを購入しているので、このまま繰り上げ返済もしなければ「かなり厳し老後が待っている」と思います。
そのため、私は現在は副業を頑張っています。
ある意味で私なんかは「選択肢がそこしかない」ですが、退職金やある程度の貯金がある方は「投資」も良いのではないでしょうか?
株やFXは「博打」!でも不動産投資は「投資」だと思う
ここでいう話は「選択肢の1つ」程度に考えて下さい。(すごくお勧めしているわけではない)
まず、数ある投資の中でも「不動産投資」が良いと思うのは、色々と「工夫が出来る」という点です。
少し乱暴に言えば、株やFXはライブドアショックのように「突発的に全てを失う恐れがある」ので、どこまで行ってもギャンブル要素があります。
でも不動産投資は、物件の購入や管理の仕方など勉強することはたくさんありますが「勉強や工夫で乗り切れる」ことも多いです。
不動産投資は物件に対するリターンがいくらという投資の側面もありますが、大家”業”と言うように「仕事という側面」もあり、また私はそちらの方が強いと思っています。
つまり、投資と言っても「退職後も自分で働ける環境作り(自分への投資)」なんです。(そうするかどうかは自分次第ですが)
これから「老後賃貸」はどうなるか注目!
私が不動産投資を考える理由の1つに「今後の老後生活がどうなっていくのか?」があります。
その中で「老後×賃貸生活」は大きなビジネスチャンスになる可能性を秘めていると思うんですよね。
色々なことを思い付いて、オラわくわくすっぞ!(悟空風)
ちなみに住宅ローンは退職したことを連絡しないといけないの?
あと余談ですが、たまに「転職したり退職したら住宅ローンの借り入れ先に連絡すべきなのか?」を聞かれます。
現実的な話をすれば、きちんと支払いが行われている限り銀行側はとくに気にしないでしょう。

ただ、退職して住宅ローンの支払いが苦しいなら「返済が出来ない状態になる前に」相談するようにしましょう。
ここ重要ですが「支払えないから放置して銀行から催促が来た(ので相談した)」では手遅れです。
銀行側も鬼ではないので「返済が滞る前」であれば、返済金額を減らしてくれたり相談に乗ってくれます。
でも、返済が滞って「一括返済が決定したら」もうどうしようもありません。
任意売却や競売で住宅ローンの返済を行うことになるので注意して下さい。
おわりに
今回は「住宅ローンを退職金で返済することについて」お伝えしてきました。
実際、マイホームを購入するのに「35年ローンで年齢が35歳以上」という方は多いです。

これらの選択が間違っているとは言わないですけど、ただ「選択肢の幅を広げる(ために考えて備える)」ことは本当に重要だと思います。
そのために「まとまった現金になる退職金の使いどころは凄く重要」になってくるでしょう。
もちろん、それを住宅ローンの返済に充てるのも自由ですが、老後のことを考えれば「生涯現役で稼ぐために何が出来るか?」というのも選択肢の1つとしてお勧めします。
以上「住宅ローンは退職後の返済も考える?退職金は予定にいれるべからず!」でした。
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