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DIYで土間コンクリートにチャレンジ!~準備と手順~

玄関やカーポート、庭の一部を土間コンクリートにしたいとお考えの方。

「専門の業者に頼むといくら位かかるんだろう?」

「ちょっとのスペースだけだからもったいないなあ。」

なんてあれこれ悩むよりも、DIYでチャレンジしてみませんか?

もちろん仕上がりの良さや手早さではプロにはかないませんが、コツさえつかめば私たち素人でも出来ちゃうんです。

今回は「DIYでの土間コンクリートの作り方」について調べてみました。

 

 

土間コンクリートとは?

これから土間コンクリ―トにチャレンジしたいという皆さんは十分ご存知かとは思いますが、まずは「土間コンクリートとは何か?」からおさらいしてみましょう。

土間コンクリートとは「地面に流し込んだ平らなコンクリート」のことです。

玄関の下地や駐車場でよく見かけます。

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引用元MKプランニング

土間コンクリートのメリットとして、以下が挙げられます。

  • 足元を汚さずに済む
  • 雑草を生えなくする
  • 地面を平らにし安全対策&バリアフリーに

他にも見た目をお洒落に美しくするなどメリットはたくさんですよ!

 

まずは下地準備

土間コンクリート敷設の大まかな流れとしては、

  1. 施工したい地面を掘り起こし(堀削)
  2. 砕石を敷き詰め
  3. 生コンクリートを流し込みます。

まず、最初に地面の掘削および敷設したいコンクリートの厚みについて考えなければなりません。

これは上に人が歩く程度なのか、自家用車を駐車するかなど、どれくらいの重さがかかるかによります。

 

一般的には、砕石5~10cm+コンクリート10cm以上位が目安とされます。

人が歩く程度だとコンクリート厚を若干薄くしてもいいかもしれませんが、その場合は施工する地面の地固めや砕石敷設を入念に行わないと強度不足になり、後にコンクリートがひび割れることもあります。

堅牢な地固めには重機や専用の工作機具なども必要になってきますので、やはりコンクリート厚は10cmは見ておきたいところです。

掘削した地面をしっかりと地固めし、コンクリートとの接着を高めるために砕石を敷きます。

 

また、地面より土間を上げたい場合は、べニヤ板などをワイヤーで固定した枠組みが必要になります。

参考までにコンクリートは夏冬の温度による伸縮が大きく、ひび割れしやすいため、広面積を行いたい場合は、あらかじめ1間角でゴムクッションで間仕切りするなどの対策をとるのもおすすめです。

 

 

コンクリートの配合と練り方

施工したい部分の堀削と砕石敷きが終われば、いよいよ生コンクリートを流し込みますが、その前に強度および亀裂・ひび割れ対策としてワイヤーメッシュの敷設が必要です。

これはコンクリート層の内部に収まるようにワイヤーメッシュを敷くのですが、敷いた砕石から浮くように敷設してください。

コンクリート厚を10cmとするならば、砕石面から5cm程度の高さになるようプレートなどで調節してください。

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つぎにいよいよ生コンクリートの登場です。

 

コンクリートはセメント、砂、砂利、水を混ぜ合わせることでできます。

すべてホームセンターで入手可能ですが、混練は相当な重労働ですので、大量に必要な場合は生コン屋さんにお願いするのもいいかもしれません。

必要量は仕上げ厚みx面積で計算することが出来ますね。

自分で練る場合は、フネとよばれる混練用の箱に以下の順序で練り合わせていきます。

 

①セメント1:砂2~3の割合で空練り

ここでは水は入れません。混ぜムラの無いようクワで均一に混ぜ合わせてください。

②水を配合

水の量に明確な規定はありませんが、少しずつ様子を見ながらある程度流度がでるまで入れてください。

③砂利を配合

砂利の量はセメント1、砂2~3に対して、3の割合で入れてください。

■セメントの混練についてはこの動画が分かりやすいです。

 

生コンクリート流し込み

生コンクリートの混練が完了すれば、次は流し込みに移行しますが、コンクリートは固まるのが早いのでここからは手早さがです。

一輪車を利用しスコップで手早く流し込んでください。

堀削した場所の隅々にまで生コンクリートを行き渡らせないと行けないので、できれば2人分業で、一人はコンクリートの運搬、一人は敷設を行った方がいいでしょう。

敷設の際はエアー抜きとして平らなスコップでザクザクと刺すように隅々までの流し込み木ゴテまんべんなく整えてください。

エアーが残ると強度に影響しますので流動性があるうちに入念に行ってください。

■流し込みの参考動画はコチラ

 

プロも唸る仕上げのコツ

流し込みが終わると仕上げ作業に移ります。

トンボをつかって表面を平らにならした後の表面仕上げとして、金ゴテ仕上げかハケ引き仕上げを行います。

金ゴテ仕上げは金ゴテを使って表面をツルツルにならします。

表面がフラットなため見た目の美しさはもちろんですが、ゴミなどがたまりにくく掃除がしやすいです。

ただし、仕上げのムラが目立ちやすく、本職の左官屋さんレベルに仕上げるにはそれなりの技術が必要です。

 

 

そこでオススメはハケ仕上げです。

ハケ仕上げは金ゴテ仕上げをした後、表面が少し乾いてからハケなどを用いてわざとザラザラに仕上げます。

これだと何よりもまず滑り止めにもなり安全性が高まること、同時に表面仕上げのムラも解消されます。

またハケを使わずに、表面に新たな砂利をまぶす方法もあります。

こちらはコンクリート材料として使った砂利でもいいですが、見た目の良い砂利を別に用意すればお洒落な演出も出来ちゃいます。

タイルを並べるのもいいかもしれません。

■金ゴテ仕上げの様子

■ハケ仕上げの様子

 

おわりに

「DIYで土間コンクリートにチャレンジ!~準備と手順~」は、如何だったでしょうか?

土間をコンクリートで作れるようになると、今度はウッドデッキやタイルデッキなどをDIYする時にかなり役立ちます。

庭のDIY!「ウッドデッキ」と「タイルデッキ」どちらが簡単?

今回はDIYということで、基本は1~2人の作業で、大掛かりな機具・工具類を使用しない方法を紹介しました。

ただし全てを素人が行うには大変な作業かと心配の方は、堀削工程は業者を呼んで重機を使用する、すでに混練されたコンクリートを生コン屋さんから買う、など「出来るところ」と「任せるところ」を分けるのも一つの案です。

DIYで素敵なエクステリアを目指して頑張ってください!

 


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