ウナギと言えば「土用の丑の日」を思い浮かべる方も多いと思います。
夏の暑さを乗り越えるのに、精の付くウナギを食べようと江戸時代に平賀源内が言い始めたのが始まりという説もあります。
ただ、そう考えると「ウナギ釣りの時期は夏なの?」という気もしますが一体どうなのでしょうか?
ウナギ釣りは時期や時間が釣果を決める重要ポイントになるで、順番に詳しくお伝えしてい起きましょう。
ウナギの釣れる時期!やっぱり暑い季節が狙い目なの?
ウナギの釣れる時期は4~11月の夏を挟む暖かい時期になります。
冬の時期まで水温が低下してくると食いが落ちてくるので釣れることは本当に稀ですが、ただ秋の季候の良い時期でもウナギは釣れます。
とはいえ、やはりウナギ釣りのトップシーズンは「6~9月」になります。
梅雨の時期!雨が降った翌日はチャンス到来?
ウナギは雨の日の後は釣果が上がりやすくなります。
ポイントとしては、
- 雨が降って水かさが増える
- 濁りが出てる
ことで、ウナギの活性が上がると言われています。
秋になると越冬のために荒食いし出す!?
ウナギは土用の丑の日があるから7月8月の真夏が旬と思われがちですが。少し涼しくなった秋にもよく釣れます。
むしろ越冬に備えて荒食いをするので、丸々と太ったウナギを狙うことが出来ます。
ですが、ウナギの乱獲を防ぐために各都道府県では次のようなルールが定められていることがあるので注意して下さい。
ウナギは「禁漁シーズン」があることにも注意!?
ウナギを釣りに行く時に、必ず注意したいのは「禁漁シーズン」です。
ウナギは都道府県により、
- 禁漁捕縛期間が定められている
- 全長20cm以下のウナギは捕まえてはならない
- 遊漁料金を支払わなければならない
などのルールが定められています。
定められたルールに従わないと懲役や罰金が科せられるので、事前に遊漁ルールを調べてから釣りに行くようにしましょう。
ウナギ釣りの時間は重要!まずは「夜釣り」がオススメ
ウナギを釣りに行くなら時間は重要です。
というのも、ウナギは夜行性なので「夜釣り」が基本になります。
暗い時間は活動しているので一晩中ウナギ釣りを楽しめますが、その中でも「夕まずめからの1~2時間」はゴールデンタイムでしょう。
明るい時間に身を潜めていたウナギが、お腹を空かせて捕食活動を始めるのでオススメです。
ウナギは月が出ていると釣れない?
ちなみにウナギは「満月の夜は釣れない」と言われます。
これは暗い場所を好むウナギには、満月の月明かりが適さないからです。
「本当の話なの?」と疑問が頭を過ぎりますが、月明かりがあっても釣れることはありますが、それでも新月(月が出ていない)の前後の方が釣果は安定します。
ウナギは昼だと釣れないのか?
夜釣りは危ないから昼に釣りに行きたい方もみえると思います。
そんな日中にウナギ釣りをしたい方は
- 雨上がり
- 曇りの日
を狙って行くのがオススメです。
雨が降って増水して濁りが出ていれば、昼間でもウナギは釣れることがあります。
もちろん暗いところを好むので、陽当たりの良い場所では無く「陰になっている場所」を狙うようにしましょう。
ウナギ釣りに潮汐は影響する?
ウナギは汽水域(淡水と海水が混ざる場所)と淡水域(淡水のみ)で釣れます。
汽水域についてはウナギ釣りも潮汐は影響するので無視は出来ません。
とはいえ、基本的には他の魚同様で潮の動く時間帯が釣れやすく、潮止まりはアタリも止まります。
潮止まりなどの潮汐が良く分からない方は、こちらの記事を参考にしてください。
-
潮止まりだと魚は釣れない!逆に魚の釣れる時間帯はいつになるの?
釣り人同士の会話で頻繁に出てくる「潮止まり」という言葉。 潮止まりとは、満潮と干潮が切り替わる「一時的に潮の流れが止まるタイミング」のことです。 潮が止まる何なのという話ですが「ズバリ魚が釣れなくなる ...
続きを見る
ウナギ釣りは「場所の選び方」が最重要!?
ウナギは河川であれば上流や下流を問わず生息しています。
とくにナマズが釣れる河川であれば、ウナギが生息している可能性は大です。
では、河川でも狙い目の場所はどこになるのでしょうか?
ウナギが身を隠す障害物がある場所は鉄板!?
まず分かりやすくオススメなのが、
- コンクリートブロック
- 捨て石
などのある場所です。
ウナギは明るい時は障害物に身を隠しているので、当然そういった障害物周辺が狙い目ポイントです。
流れ込みのある場所は小さくても狙うべし!
2つの河川が混じり合うような場所はウナギ釣りの好ポイントです。
そういった場所はウナギのエサ多いことが理由でしょう。
また、用水路から水が流れ込むような場所も酸素供給が良く、ウナギが潜んでいる可能性の高い場所になります。
橋脚周辺や岸の周辺で陰になっている所も好ポイント!
橋脚周辺は常に陰になっていますし、船が通るような場所であれば川底が一部深いかけあがりになっているので、日中でも必ず狙いたいポイントになります。
また岸の周辺もアシやゴロタ石があり、ハゼやテナガエビなどウナギのエサになるターゲットも豊富です。
とくに岸壁がえぐれて陰を作っていると尚良いでしょう。
ウナギを釣る時は狙える場所を手広く探る!
ウナギはシンプルな仕掛けの「ぶっこみ釣り」が基本になります。
一般的には仕掛けは複数準備して、上記のようなポイントに放り込んでいきます。
ウナギの釣り方や仕掛けについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧下さい。
-
うなぎの釣り方!仕掛け放置でOKの方法から穴釣りまで幅広く解説!
どうやってウナギを釣るんだろう? 私は何かカゴのような罠を仕掛けて捕獲すると思っていたのですが、じつはウナギも釣ることが出来ます。 おやつ釣ったウナギは泥抜きをして美味しく頂くことが出来るのでテンショ ...
続きを見る
おわりに
今回はウナギ釣りに重要な「時期・時間・場所」についてお伝えしました。
簡単におさらいすると、
- ウナギは4~11月の時期に釣れる(トップシーズンは6~9月)
- ウナギは明るい場所を嫌うので「夜釣り」がオススメ
- ウナギは身を隠す「障害物」のある場所を好む
というポイントがあります。
さいごに、ウナギ以外に「今釣れる魚」が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
-
今釣れる魚が知りたい!魚種別一覧表と月毎のポイント解説あります
「なんか天気も良いし釣りにでも行こうかな?」と、突然釣りに行きたくなる時ってありますよね。 でも年中釣りに行っていないと、今の時期は何の魚が釣れるのか分かりません。 おやつ私の場合は結局考えるのが面倒 ...
続きを見る
以上「ウナギ釣りの時期と時間と場所!この3つが釣果にもの凄く影響します」でした。
おすすめの記事 と スポンサーリンク