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住宅ローンの属性とは?良い悪いで一体何が変わるのでしょうか

住宅ローンに出てくる用語に「属性」というものがあります。

お客様に向かって「属性が良いですね」などと直接言うことは無いので、聞き慣れない言葉かもしれません。

しかし、借入条件(借入金額・年収・購入予定の物件など)が同じでも、属性の良い人はと悪い人では、金融機関の融資可否の判断や融資条件は違ってきます。

それだけに「属性」は住宅ローンを申し込む際に重要視されるということですね。

今回は、そんな属性について掘り下げて解説していきたいと思います。

 

 

住宅ローンに出てくる「属性」とは?

属性とは「融資したお金が回収しやすいかを測る金融機関の目安」になります。

そのため、属性という用語を使うのは主に金融機関の担当者で、言葉は悪いですが「金融機関から見て上質の客」を属性が良いと言います。

 

何を見て属性が良い悪いと判断されるのか?

金融機関から見て上質の客は、収入が多い人というだけでは判断されません。

いくら収入が高くても、営業成績によって収入が変動する歩合給の人や、高所作業員など危険な職種に従事する人は「属性があまり良くない」と言います。

  • 安定した収入がある
  • 勤務先が大企業
  • 勤続年数が長い
  • 借り入れが無い

など、返済が滞らないと思われる安定性が高いほど、金融機関からすれば貸したい人(=属性が良い)となります。

 

属性が良いと判断される人

  • 大企業の会社員
  • 公務員
  • 自己資金が多くある人
  • 他に担保提供できる不動産を持っている人
不動
属性が最高に良いのは「国家公務員」でしょう。

 

属性が良くないと判断される人

  • 個人事業主
  • フリーランス
  • 派遣社員
  • 中小企業の経営者および役員
  • 危険な職種に従事している(高所作業員など)
  • フルコミッションの営業マン
  • 勤続年数が短い人
  • 借り入れのある人
おやつ
個人事業主でも、次にあげる国家資格を持っている人は有利になります。

 

住宅ローンの審査に有利な国家資格

  • 医師
  • 弁護士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 弁理士
  • 薬剤師
不動
これらの国家資格を持っていれば職にあぶれることは無いですからね。

 

 

属性が良いと何か良いことあるの?

住宅ローンの融資の可否については、勤続1年以上のサラリーマンで、滞納や借入れ(借金やローンなど)が無ければ審査の土俵には乗ることでしょう。

では、属性が良ければ一体どうなるというのでしょうか?

 

金利が優遇される!

属性が良いと住宅ローンで適用される「金利が低くなる」というメリットがあります。

金融機関の金利には

  • 審査金利…審査する時の金利(金融機関によって異なる)
  • 店頭金利…金融機関の店頭に表示されている金利
  • 優遇金利…店頭金利からマイナスされる金利
  • 実行金利…最終的に適用される金利

があります。

つまり、私たちが支払う金利は『店頭金利-優遇金利=実行金利』という計算で決まるので、属性が良いと「優遇金利が増える」ことになります。

 

 

属性の良くない人はどうすれば良いのか?

属性が悪いと、金利以前に住宅ローンで借り入れが出来ない可能性が出て来ます。

そのため改善できることは改善すべきです。

 

他のローンは完済する

もし他にローンや借り入れがあれば「住宅ローンの事前審査をする前に返済する」ことが望ましいです。

金融機関は、住宅ローン以外も含めて「月々の返済額のトータル」で問題なく返済が可能か判断します。

そのため毎月返済している車のローンやカードローンがあれば、全額返済してから住宅ローンを申し込んで下さい。

おやつ
リボ払いも住宅ローンでは月々の返済額に含んで判断されます。

 

正社員を目指す・正社員の間にマイホームを買う

フリーランスや派遣社員の方は、出来れば正社員を目指した方が良いです。

「そんなこと言われなくても分かってます」という声が聞こえてきそうですが、やはりフリーランスや派遣社員の方は選べる金融機関は少ないというのは現状です。

フラット35などで住宅ローンを申し込むことは可能ですが、選べないと「金利が高くても仕方がなくなる」のはツラいと思います。

また、今は正社員だけど独立や転職を考えているという方は、正社員の内にマイホームは手に入れた方が良いでしょう。

 

勤続年数1年未満は、1年を過ぎるまで我慢する

今は勤続年数が1年未満でも事前審査に応じてくれる金融機関はあります。

しかし、その数は少ないですし、事前審査に応じてくれても通過しなければ意味がありません。

不動
勤続年数は3年以上あった方が良いと言われますが、最低でも1年経過するまでは頑張りましょう。

 

 

まとめ

さいごに記事のおさらいをします。

  • 住宅ローンの属性とは融資金の回収しやすさ
  • 属性が良いと金利が有利になる
  • 属性が悪くても住宅ローンの借り入れは出来る

住宅ローンの属性の良し悪しは簡単に変えることが出来るわけではありません。

ですが、知っておいて損することでもないので覚えておいて下さいね。

以上「住宅ローンの属性とは?良い悪いで一体何が変わるのでしょうか」でした。

 


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