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宅建で人生は変わる?40代で不動産業界に転職した男のリアルな声

私は40代で未経験の不動産業へ転職をしました。

転職サイトを見ても不動産業はいつも募集しています。

不動産業の転職案件は条件も高収入のものが多く「宅建持っていれば人生変わるんじゃないか?」と思っている方もみえるのではないでしょうか?

あすか
でも、やっぱり不動産業はブラックっぽいし、未経験で転職するには勇気が出ない…。

そう思って一歩踏み出せない人のために、40代で未経験の不動産業界へ転職した私が「転職して思ったことを嘘偽り無く」お伝えしたいと思います。

 

 

宅建があれば不動産業へ転職してもやっていけるのか?

私は不動産業界の前は営業職を転々としていました。

転職サイトで募集の多い不動産業とはいえ、40代の未経験をすんなり雇ってくれる会社が多いとは思えませんでした。

そのため転職前に宅建は先に取得しました。

不動
絶対に受かる覚悟で臨んでいたので、宅建試験が終わった1ヶ月後にある賃貸不動産経営管理士も申し込みしていました。

 

宅建で人生が変わるほど不動産業界は甘くなかった!?

正直に言えば、私は不動産業界への転職を後悔しています。

というのも、転職する前は「宅建さえ持っていれば何とかなる」という甘い認識だったのですが、全然そんなことありません。

不動産業に転職と言っても「売買・賃貸・管理・用地仕入れ」など仕事の内容は多岐に渡ります。

せっかくなので面接は色々な業種に申し込みましたが、転職サイトで高収入で募集している会社は「宅建は持っていて当たり前」というレベルです。

逆に宅建を持っていないと、契約を取っても重要事項説明を頼まなければならず「宅建くらい取っとけよ」という居たたまれない空気の中で仕事をしなければいけません。

でも、転職サイトの中には「不動産業を始めたいけど宅建士がいない」という、どんな人でも良いから宅建持っている人を急募している会社もあります。

おやつ
宅建を持っていれば「仕事は見つかる」というメリットはありますよ。

 

実務経験がないので不動産業界未経験からの転職はキツい!

とにかく私が転職して困ったのは「実務経験と知識の少なさ」です。

いくら宅建で試験勉強をしたとはいえ、実務では実務の知識が必要になります。

例えば、売買の仲介(新築建売・中古マンション・土地など)でお客様に住宅ローンの話をするにしても、全て説明する内容は違ってきます。

そして、実務経験が無いので「先に調べておかないとマズいことも分からない」のです。

他業種からの転職だと「新人なんだから先輩が教えてくれるのが当たり前」と思うかも知れませんが、不動産業界ではこれが当てはまりません。

例えば、自社の商品を扱うのであれば、その商品のことを勉強すれば営業は出来ます。

しかし、不動産の場合はまったく一緒の商品というものがありません。

賃貸でも管理会社が変われば、引き渡しまでのルールも違います。

そのため「この会社はこうだよ。その会社はこうだよ」と、一つ一つ教えていられないのが現実なのです。

ひな
しかも、40代で転職してきた人なら周りは即戦力として見るので必死です。

 

 

宅建を持っていれば独立開業して社長になれる!?

宅建で人生が変わるというなら「独立開業」でしょう。

じつは私が40代で未経験の不動産業界に飛び込んだのも、独立開業を視野に入れてのものでした。

 

不動産業界の内側から見た厳しい現実

不動産会社を立ち上げるのは、他の業種に比べて比較的容易です。

というのも、在庫を抱える必要がなく、

  • 専任の宅建士
  • 開業資金

があれば開業することが可能だからです。

そのため他業種からハウスドゥ等のフランチャイズに加盟して開業される会社も少なくありません。

不動産業界の外側から見ると「在庫を抱えることが無いなんてリスクが低いし楽勝」と思うのですが、いざ内側に入ると「競合他社が多すぎて地獄」ということに気付きます。

具体的に在庫を抱えない仲介業で独立したとしても、競合他社が多すぎて集客するための広告費が莫大に必要で、またスーモやホームズに広告を掲載するための「物件の写真撮影」や「登録作業」に時間と労力が掛かります。

不動
そのため人件費や広告費を投下できる会社が生き残っているのが不動産仲介業では現状ですね。

 

宅建で人生が変わるかどうかは自分次第!

ここまで不動産業界の厳しい現実をお伝えして来ましたが、控えめに言っても楽な業界ではありません。

そもそも都市部の不動産会社の件数は「コンビニよりも数が多い」ことからも、如何にレッドオーシャンの状態なのか分かります。

でも、逆に結果を残すことに貪欲な人であれば人生を変えるチャンスのある業界と言えるかも知れません。

 

不動産業界に向いている人の特徴について

不動産業界は楽ではないことを前提に、この業界に向いている人には次のような特徴があります。

  • 人と会話することが好き
  • 経済や流行に敏感
  • 勉強することが苦では無い
  • 能動的で行動力がある
  • お金を稼ぎたいという欲が強い

とくに不動産業界内の全職種に言えることですが「能動的」というのは絶対条件で、受け身の方は不動産業界には向かないでしょう。

あとは不動産に関する法律も年々変化しますし、勉強や調べることが苦手という方も厳しいと思います。

おやつ
逆に人と話すことも好きで「経済や流行に関するネタは常に仕入れている」というような人は、地主さんに会う仕事が向いているでしょう。

 

とりあえず宅建を取ってマイナスはない!?

宅建をとって人生が変わるかと言えば、いくら国家資格だとしても正直に言って人生が変わるほどではありません。

しかし、宅建をとってデメリットもありません。

少なくても宅建を取ることで、

  • 資格手当が貰える
  • 宅地建物取引士として責任を負うので仕事の質が向上する
  • 法律に関しての考え方が変わる

などのメリットがあり、資格を取得することで給料にも反映されるでしょう。

また、宅建に合格することで自信も付きますし、なによりも民法などの法律に対する理解が深まります。

あすか
あとは、30代40代からの転職でも宅建があれば仕事が見つかるのは大きいかもしれませんね。

 

 

おわりに

今回は40代で未経験の不動産業界に転職したパンダが「宅建で人生は変わるのか?」をテーマにお伝えして来ました。

内容をおさらいすると

  • 宅建(資格)も大事ですが、不動産業界では経験と知識も重要!
  • 他業種に比べて不動産業は宅建があれば独立開業しやすい!
  • 宅建を取れば少なくても資格手当で給料がアップする!

などのポイントがありました。

不動
正直なところ宅建で人生が変わることはないと思いますが、40代で未経験で不動産業界に転職できたのは「宅建を持っていた」ことが大きいです。

宅建は持っていて損する資格でないですし、国家資格を持っていることは自信にもなる思います。

これから不動産業界で頑張っていこうと考えているなら、宅建は必ず取得しておきましょう!

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