ハウスメーカーの評判を調べる為に「実際に家を建てた方に話を伺う」シリーズ。
今回は「一条工務店」で、実際に家を建てた方から話を聞きました。
一条工務店は木造建築のハウスメーカーとして大手なので、あまりハウスメーカーに詳しくないという方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
私の勝手な一条工務店のイメージは、
- 太陽光発電
- 全館床暖房
- 免震住宅
など、色々あり過ぎて何を選ば良いか迷いそうですが「機能や設備にこだわりがある」というのは伝わってきます。
とくにTOTOの光触媒技術を取り入れた外壁材「ハイドロテクトタイル」は個人的にも良いなと思っていて、こういった「オリジナル建材を海外関連工場で作っている」のも一条工務店の特徴です。
どのハウスメーカーで家を建てるか検討中の方は、他で聞けない話も聞けて面白いのではないでしょうか?
というわけで、そんな一条工務店で実際に家を建てた方に評判をお聞きしました!
一条工務店の評判は?実際に家を建てた方に聞いてみた!
一条工務店の評判をネットで調べると「いくつかのブログ」を見かけます。
建てた家は「i-smart(アイスマート)」が多く「一条工務店と言えば i-smart」という印象があります。(私だけ?)
ですが、そこはあえて別の商品で家を建てたSさん(仮名)の話を伺っていきましょう。
一条工務店の「円熟の家 百年」で家を建てた、Sさんの話
我が家は一条工務店に委託して注文住宅を建てました。
ここまで住んでみて快適に生活できており「自分でもうまく住宅メーカーを選べた」と思っているので、以下にその背景を記載したいと思います。
まず最初に挙げるのは建築費用についてです。
私が建てた家は木造軸組で「円熟の家 百年」間取りは3LDKで、グレードは高グレードにも関わらず坪単価は50万円。
「商品を海外の関係工場で製造するので、大手ハウスメーカーの平均坪単価よりも安い価格を実現している」と営業の方から説明を聞き、幅広い価格帯から商品を選択できるのが決め手となりました。
また、他のハウスメーカーと比較しても「高気密・高断熱住宅」に対する一条工務店の考え方は、大変しっかりしていて信用ができると思います。
実際に住んでみると毎日木の香りに癒され、和モダンの我が家に帰宅すると仕事で疲れた心もホッとします。
今後は私から子供に、子供から孫にと「名前の通り百年受け継がれていく」のかなと思います。
一条工務店と言えば「i-smart(アイスマート)などのモダンなデザインばかり」という印象が強かったですが、最近では「SAISON(セゾン)」などの洋風や「円熟の家 百年」の和風などデザインも色々選べます。
しかし、一条工務店はSさんが営業マンから聞いた通り「フィリピンに関連工場を持っている」ので、中間コストをカット出来ることが坪単価を抑えられる秘訣でもあります。
ただオリジナル商品ゆえに「種類は限られる」ので、デザインに強いこだわりがあると悩ましいかもしれませんね。
一条工務店の営業マンは知識が豊富で安心できた!
高齢の両親と同居するためのマイホーム造りを検討していた、Uさん(仮名)の感想です。
様々なメーカーを巡っていましたが、なかなか高齢の両親と同居する上で満足出来る内容に巡り合えず困っていました。
その中で訪れた一条工務店で「私たち家族が快適に暮らせるための要望を第一に考えた設計プランを提示してくれた」のがとても好印象でした。
また住宅建築に関する不明な点を営業マンの方がわかりやすく説明してくれて、予算や用途別に複数のバリアフリープランを提示してくれたのも契約を決めたポイントです。
実際にバリアフリー設備のサンプルを提示して説明していたので、自分たちに最適な設備を導入することが可能になりました。
見積もりも詳細を項目ごとに説明して貰って分かりやすかったですし、他に建築中の家の見学を快く応じてくれたので「家族全員がマイホーム造りに関する心配を完全に払拭する」ことが出来ました。
それ以外でも「玄関ドアのセンサーの反応が弱く困った時にはいち早く交換修理してくれる」など、とにかく顧客目線に立った対応に満足しています。
一条工務店を選んだことにとても満足し、今後もメンテナンスやリフォームの相談は一条工務店に任せようと考えています。
家づくりは「分からないことだらけ」です。
そのため丁寧に納得のいく説明をしてくれる営業マンに当ると、お客様としては「とても安心する」と思います。
とくに一条工務店は「i-smart(アイスマート)」や「i-cube(アイキューブ)」で、省エネと創エネでエネルギー消費量0を目指す「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を掲げています。
そのため、営業マンも「家の性能について勉強せざるを得ない」のでしょうね。
ただ、次のWさん(仮名)は「知識のある営業マン」に対して不信感を抱いてしまったようです。
専門知識が多すぎて独演会のように感じた!?
複数の大手住宅メーカーも比較検討しましたが、地域密着の営業でそれなりの評判を耳にしていたこともあり一条工務店に発注しました。
工期を通じて近隣の方々とのトラブルやクレームが生じることもなく、完成した我が家にも大変満足しています。
ですが、だからこそ唯一残念だった点が頭を離れません。
それは営業を担当されたベテランの男性が、あまりに自己主導型で強引に物事を進められ、私たち素人からすれば「上から目線の接客」と感じられたことでした。
プロであるその方にとって分かりきった内容の質問に対しては、途中でこちらの言葉を遮ってから苛立ったような素振りで、説明というよりも「諭す」「説教する」「言い放つ」ような対応がみられました。
またご自身の専門知識が溢れ出しておられるのか、顧客である私たちを置き去りに何やら独演会のような説明というよりも「自社自慢」「演説」のような話が、延々続いた場面もありました。
確かに豊富な経験と知識は顧客にとって心強い部分です。
しかし、やはり接客業である以上その伝え方にも相手に合わせた配慮と工夫が必要だと思います。
「これが一条工務店だから黙って任せておけば良いのだ」的な印象が拭えなかったことから、私は後悔しております。
今回Wさんを担当した営業の方もベテランということですが、おじさんって話を聞かないですよね。
もちろん世の中のおじさん全てとは言いませんが、ウチの会社も社長や部長はとにかく人の話を聞かないです。
例えば、パソコンのこと分からないから聞きに来るくせに説明していると口を挟んできます。(ただの上司への悪口です)
Wさん営業マンは残念でしたが「家自体は満足している」とのことなので、その点は良かったなと思います。
一条工務店の特徴について
一条工務店の合言葉は「家は性能」です。
この合言葉のもと「高性能な高気密高断熱を全国どこでも同じ仕様で販売している」ことが特徴です。
具体的に一条工務店の主力である「SAISON(セゾン)」と「「i-smart(アイ・スマート)」で解説していきましょう。
SAISON「セゾン」の特徴
SAISON「セゾン」は一条工務店の「洋風住宅の商品」で構法は在来工法になります。
しかし、従来の筋交いの代わりに「面材を採用する」ことでより強度を増し、そこにパネル状の断熱材を施工する仕組みになっています。
さらに一条工務店の最大の特徴であり魅力なのが「展示場が標準仕様」という点で、その中でも注目すべきは「タイル張り外壁」「全館床暖房」も標準仕様という点です。
SAISON「セゾン」では一部の外壁をタイル張り標準にすることに加え、出窓も標準仕様なので洋風・洋館の外観が好きなお客様には好評のようです。
i-smart「アイ・スマート」の特徴
i-smart(アイ・スマート)は一条工務店の商品の中で「最も高性能」と言われており、その中でもとくに注目したいのは「断熱性能」です。
「外内ダブル断熱構法」といわれるオリジナル構法を採用していますが、2インチ×6インチの部材幅を利用して高性能ウレタンフォームと言われるパネル状の断熱材を、部材幅いっぱいの厚みを持たせて使用しています。
展示場で実物を見ましたが「外側50mm内側140mmの高性能ウレタンフォーム」は驚きで、内断熱と外断熱のダブルで使用することでより性能値を高めています。
また、通常は北海道や東北などの寒冷地でトリプルガラス仕様、温暖な関東地方はペアガラス仕様などエリアによって商品仕様を変えるのが一般的ですが「i-smart(アイ・スマート)は全国どこでもトリプルガラスが標準仕様」になっています。
「家は性能」という一条工務店の合言葉にも納得です。
ちなみに、i-smart「アイ・スマート」は太陽光発電システムとも合わせて販売されることが多い商品になります。
一時期は太陽光発電システムを10kw以上設置して全量買取制度を利用することができる販売手法をとっていましたが、太陽光発電システムの売電単価が安くなってきたので最近は10kw以上の提案は少ないようですね。
標準仕様が分かりやすいので安心!
凄く当たり前に感じるかも知れませんが、注文住宅は契約段階では図面しかありません。
でも、何千万円もの請負契約を交わすのに「これって凄く不安」だと思います。
しかし、一条工務店は「展示場の内容が全て標準仕様」ですから、見て・触って決めることが出来ます。
一条工務店のデメリットとは?
一条工務店の商品は、他の大手ハウスメーカーと比較して「断熱性能・外壁タイル・暖房設備など」多くの点で優れていると感じます。
しかし、住宅業界の中では注意すべき点も聞こえきますのでポイントをまとめてみました。
一条工務店は規格プランで仮契約を迫られる!?
一条工務店の営業手法はまず「仮契約」に話を持っていきます。
その誘い文句は、
- 来月から建物単価・住宅価格が値上がりする
- 今月中に仮契約すると今の販売単価で提供できます
といった感じです。
もちろん当事者であるお客様がそれで納得出来ればいい話ですが、なかには「一生に一回の大きな買い物なのに自分の要望が一切入っていない間取りで仮契約を迫らた」という声も聞こえてきます
どのハウスメーカーでも月末が近いと共通する話かもしれませんが、少々強引に仮契約を迫られるケースもあるようなので注意したいところです。
土地がなくても仮契約には100万円が必要?
まずは仮契約に商談を進める一条工務店ですが、その仮契約の際は100万円を請求されます。
どうにか現金を準備するよう依頼されるので「急にお金を準備しなければならず驚いた」という声も聞こえます。
また「建設予定地がないのに仮契約を迫れるケース」もあり、これでは契約の架空計上に近いです。
こんな感じで商談が進むと少々心配ですよね。
見積書の総額が分かりにくい!?
一条工務店の見積書はA3横の書式ですが、個人的には非常に分かりにくいです。
左半分に「建物関連工事」が記載され、右半分には「諸経費や付帯工事など」の建物とは別になっている内容が記載さることが多いですが、この左右を合計した総額の表記される欄がありません。
その為「総額の価格を誤認する」お客様も結構多いのだとか。
親切な営業マンだと備考欄に「総額はいくらです」と別途記載しているケースもあるようですが、後から思っていた以上に費用が必要とならないように注意して下さいね。
一条工務店は今棟数が伸びている数少ない住宅会社で「住宅を構成する部材のほとんどがオリジナル」であり、フィリピンで造られていることも有名です。
伸びている会社ですので「ファンも多いがアンチも多い」というのが実情なので、ネットの噂を信じるよりも「展示場に見学に行った方がいい」でしょう。
おわりに
いかがでしたか?
今回は「一条工務店の評判について」お伝えしてきました。
一条工務店は「坪単価も50万円前後」と検討しやすいハウスメーカーだと思います。
また実際に家を建てた感想を聞くと、WEBで見かけるほど評判の悪いことは聞きませんでした。
ただ一条工務店の営業マンに関しては総じて「知識が豊富」という意見が多く、いくつかのハウスメーカーで比較された方がおっしゃるので「受け取る側の印象」としてそう感じるのでしょうね。
ただWさんのように「自分は賢いんだ」と言わんばかりの営業マンだとイライラしそうです。
嫌な営業マンから購入すると「アイツから買わなければよかった」という変な後悔をするので、家や車などの高額商品は「物以上に人もチェック」ですよ。
ちなみに一条工務店以外も比較検討したなら、下記で紹介する「LIFULL HOME`Sの一括カタログ請求」はかなり便利です!
興味のある方は、続きでご覧くださいね。
以上「一条工務店で後悔してない?実際に建てた人達に感想を聞いてみたよ!」でした。
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