皆さんはティックトック(TikTok)をどのように使われていますか?
踊りや歌を楽しそうに配信しているユーザーも見掛けますが、そのためにはアカウント登録が必要になります。
ですが、まだトランプ米大統領だった2020年に「ティックトックの米国内での使用が禁止」されたことがありました。
その理由は「ユーザーのデータが中国政府に渡ることを懸念して」とのこと。
正直こういうことがあると個人情報の流出などは心配になりますよね。
そこで今なお日本で大人気のティックトックの危険性について、今回は考えてみたいと思います。
ティックトックは見るだけなら危険性は無い?
まず結論から言うと、ティックトックも「見るだけなら個人情報流出の危険性はない」でしょう。
理由は単純にアカウント登録をしなくても見られるからです。(そもそも個人情報を登録することがない)
ティックトックのアカウント登録なしで出来ること
ティックトックはアカウント登録なしでも次のことは可能です。
- 動画の閲覧
- 動画のシェア
- ユーザーやハッシュタグや楽曲の検索
- 他人のプロフィール閲覧
- 動画の作成(撮影と加工のみ)
ティックトックの楽しみ方としてレコメンド動画をひたすら見るだけという方も多いと思います。
また、動画作成も保存してWEBに投稿することは出来ませんが、作成と加工は出来ます。
アカウント登録すると使える機能
ちなみに、作成した動画を登録したりするのにはアカウント登録が必要です。
- ユーザーのフォロー
- コメントの書き込み
- お気に入り登録
- 作成した動画の投稿
- ライブ配信
などが出来るようになります。
作成した動画は、設定で自分だけが見られるようにすることも出来ます。
【注意!】見るだけ利用でもアカウント登録している子供は結構いる!?
ティックトックは大きく分けて、
- 見て楽しむ
- 動画登録やライブ配信をして楽しむ
の2つに分かれますが、見て楽しむだけならアカウント登録が必要ないので個人情報流出の危険性は低いでしょう。
ただ、実際にティックトックを楽しむ子供に話を聞いてみたところ、そもそもアカウント登録をすることが危険とは考えていないようです。
そのため見るだけの利用だけど「アカウント登録はしている」という子供は結構います。
ティックトックには他の危険性が潜んでいる!?
さて、ここまでティックトックを「見るだけ利用した場合」の危険性についてお伝えしてきました。
しかし、個人的にはティックトックを利用する時の危険性は他にも潜んでいると思います。
危険なチャレンジ動画のマネをして死んでしまったケースも!?
海外では、ティックトックを見て
- 失神ゲーム
- 首吊りチャレンジ
のマネをして子供が亡くなってしまったケースがあります。
イタリアでは10才の女の子が、ティックトックの失神ゲームに関する動画をマネして亡くなってしまいました。
これはティックトックに限らずユーチューブ等の他の動画配信サービスでも言えることですが、子供の暇つぶしに見せる親も多いと思います。
ティックトックを出会い系目的で利用している人もいる!?
ティックトックの利用者は10代20代に多く、そういった若い世代と出会いたい「大人の男性」がティックトックのダイレクトメッセージを利用することがあります。
※ ダイレクトメールは動画投稿者に直接メッセージを送る機能です。
また、ティックトックで出会い目的で実際に事件に発展しているケースもあり、なかには女性だけではなく「中学生や小学生の男児への強制わいせつの疑いで32才の男性会社員が逮捕された」という事件まであります。
ティックトックを利用した怪しいバイト!?
ティックトックの「いいね」バイトを聞いたことはないでしょうか?
ティックトックを見て「いいね」するだけでお金が貰えるという内容です。
勧誘はティックトックからではなくLINEやメール経由らしいですが、どちらにしても報酬を支払うための銀行口座の情報などを求められるので「フィッシング詐欺の可能性」もあります。
ティックトックを安全に使うための機能について!
ティックトックはアカウントの登録をせず、見るだけの利用なら個人情報の流出の心配はなさそうです。
ですが、ティックトックを利用する上で想像していなかった危険性に驚かれた方もみえるのではないでしょうか?
そこで安全にティックトックを利用するために、次のような対策があることを知っておいて下さい。
ペアレンタルコントロール(保護者管理)!
ペアレンタルコントロールとは、子供がティックトックを利用する際に保護者が制限をかける機能のことで、次のようなことが出来ます。
- 「使用時間制限モード」…ティックトックの使用時間の管理
- 「使用時間モード」…動画コンテンツのフィルタリング(未成年に不適切なコンテンツの排除)
- 「検索制限」
- 「プライバシー設定」…ダイレクトメッセージの受信範囲の制限
ティックトックに限ったことではありませんが、WEBに繋がっていると「未成年を狙っている悪い大人」はたくさん潜んでいます。
そういった大人から子供を守るのは親の務めなので、ペアレンタルコントロールは積極的に活用していきましょう。
アカウントを非公開設定にする!
ティックトックで動画を投稿することで考えられる危険性として
- ネットストーカーに発展する
- ネガティブなコメントに傷つけられる
- 他のSNSで思わぬ拡散をされる
などがあります。
一般公開して色々な人に見て貰いたいという気持ちも分かりますが、動画に写っている背景から住んでいる場所が特定されたりしたら怖いですよね。
また、コメントや動画のダウンロードについても、設定で許可しないことが可能です。
一般公開したいけど動画の拡散やネガティブコメントは受けたくない場合は、設定で拒否設定にしておきましょう。
ティックトックには年齢制限があります!?
じつは、ティックトックは「13歳以上限定のSNS」になります。
13才未満の子がアカウントを作成して利用していた場合は、運営側がアカウントを終了させることになっています。
もちろん見るだけであれば規制はありませんが、それでも先の失神ゲームのような事件もあります。
小学生がマネをするという危険性も考えてアカウント作成はもちろん、見させるのも大人が注意しないといけませんね。
おわりに
今回は「ティックトックの危険性」についてお伝えしてきました。
ティックトックの危険性が心配されるようになったのは、アメリカ軍でのティックトック利用制限に始まり、トランプ大統領が禁止したことが始まりです。
そこでは個人情報の流出が問題視されましたが、アカウント登録せずに見るだけなら心配はありません。
これはティックトックに限った話ではありませんが、他のSNS含めて適切な判断と運用を心掛けたいですね。
以上「ティックトックを見るだけ!危険性は無いのか徹底的に調べてみました」でした。
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