こんにちは、おやつです。
今回は、これから家を購入しようという方にお役に立つ話をしたいと思います。
家を探しているお客様と商談を進めていくと前半は家のことやお金の話が多いのですが、後半にも差し掛かると「いかに家の購入で失敗しないか?」という話になってきます。
「家は人生で一番大きな買い物」と言われるだけに、誰でも失敗はしたくないですよね?
そこでお客様に話して喜ばれるというと語弊がありますけど、「家購入の失敗談」はフムフムと真剣に話を聞かれる方が多いです。
先に家を購入した人は、一体どういうことで失敗したのか?
そういった体験談は、これから家を買うことを検討している人にとっては、とても参考になるものです。
そんなわけで不動産の営業マンという仕事柄「家購入の失敗談」はよく聞くところでもあるので、今回は私「おやつ」がお客様から聞く失敗談をランキング形式でお届けしたいと思います。
家を購入して失敗したことランキング!
ランキングの順位の基準ですが「これはよく聞く話だな」という、誰でも失敗しやすいケースだと私が思ったものを上位にしていきます。
これから家の購入を検討している方は、ここでの話を「反面教師として」おなじような失敗を起こさないために役立てて頂ければ幸いです。
1位:立地条件で失敗すると打つ手がない!
お客様から家を買って失敗談としてよく聞くのは「立地」に関することです。
立地というと幅も広いですが、失敗例としては、
- 郊外の一戸建てを買ったけど思ったよりも通勤が大変
- 近くに子供を連れていける公園が無くて、ちょっと遊ばせるのに不便
というような「利便性」で後悔される人が多いです。
そして「立地で失敗した」という人の後悔の深さは、これから出てくる2位を大きく突き放して深刻です。
というのも「どうしようもない」からです。
この失敗をリカバリーするには、家を売って引っ越しするしかありません。
実際に「どうしても立地が嫌だったから」と、家を売却して新しい家を買う人は少なくないんですよ。
それで上手く買い替えが出来ればよいですが、予算の関係でそれも厳しいとなると「ずっと我慢する」ことになります。
家を買う失敗で最もやってはいけないのが立地を失敗すること。
これから家を購入する予定の人は、まずは立地についてはしっかりと考えるようにすることをお勧めします。
2位:住宅ローンなどお金の問題
住宅ローンで失敗するのは、ほとんどのケースで「支払いが苦しい」状態に陥ることです。
つまり月々の支払の許容範囲を超えてしまっている場合ですね。
そういったパターンに陥りやすい理由として、大きく2つあります。
- 家を購入した後にローンの支払いが厳しくなった
- 設備などグレードの高い家を見て欲しくなり予算オーバー
まず初めに、家を購入した後にローンの支払いが厳しくなることはあります。
給料が下がったりして収入が下がることもあれば、家以外のもので毎月の支出が増えてバランスが崩れることもあります。
これは「しっかりと考えていたにも関わらず」起こりうるケースです。
とはいえ、やはり計画をしっかり組んでいれば一般的に多くはありませんね。
それよりも多いのは、次の「グレードの高い家を見て予算をオーバーしてしまうケース」です。
これはオーバーローンを組む理由として、よくある失敗談です。
「注文住宅のモデルハウス」など設備が良かったり、グレードが高い家を見ると「こんな家に住みたい」と感情が揺らいでしまって衝動買いのように家の契約を行ってしまう。
まさにハウスメーカーの思うツボなので注意してくださいね。
3位:設備をもっと考えておけばよかった
最近の建売の物件だと、ちょっとした設備は「オプション」ということが多いです。
例えば2階のベランダ部分だと、はじめはバルコニーのように「屋根が無い」状態で販売されています。
しかし、洗濯物を干すことを考えるとベランダに屋根が欲しいとなれば、別途オプションで引渡し前に工事を依頼しなければいけません。
あと個人的におすすめの設備として「食洗器」がありますが、意外と意見は二つに分かれるようですね。
というのも、食洗器に入れる前に大きな汚れを流すので、ついでに洗ってしまった方が早いと食洗器が飾りになっている方もいるようです。
設備にかけれる予算もあるとは思いますが「生活の快適さや便利さ」に直接関わってくるポイントです。
それだけに「あとであれを付けておけばよかった」と後悔しやすいポイントでもあるので、よく考えておきたいですね。
4位:マンションではなく戸建てを買えばよかった
家購入で後悔するケースで意外と多いのが「マンションではなく戸建てを買えばよかった」というケースです。
基本的にマンションは集合住宅なので、人付き合いに関係することが失敗談の中で最も多いです。
その場合は「マンションを売却する」という人も少なくありません。
その他には
- 管理組合などが面倒でイヤだ
- 管理費などマンションならではのコストが厳しい
- 戸建てのように収納が増やせない
- 子供が大きくなった時に部屋数が足りない
という、やはりマンションならではの問題に我慢がならない話もよく聞きます。
子供の部屋数については、マンションの場合は4LDKでも1部屋は中和室なので厳密には「3LDK+S」となるので、居室として考えると戸建ての4LDKとは違ってくるので悩まれる方は多いです。
分譲マンションならではの「立地の良さ」や「グレードの高い設備」など、良い点もあるとは思いますが嫌な点はどうしても目立ってしまうかもしれませんね。
5位:間取りや収納が使いにくい
これは注文住宅の場合になりますが、間取りや内装を考えて作った家にも関わらず「使いにくい」というのが悲しいですね。
とくに多いのが、
- 導線が悪い
- 収納が足りない
- 使った材質が失敗した
- 電気配線(コンセント)などが使いにくい
というようなことをよく言われます。
ちなみに私の実家は子供のころに建て直したのですが、いろいろ父と建築屋さんと打ち合わせしていたのに関わらず、家も半分くらい出来た頃に「1階にトイレがない」ということが発覚して階段の下のスペースに作りました。
そのため凄く狭いトイレが完成して、父親は体が大きかったので毎日とても窮屈そうにしていました。
さすがにここまでの失敗例は一般的ではありませんが、注文住宅の場合はこだわりを持つほどに「ここがちょっと違った」と思う所は出てくるかもしれません。
6位:定期借地権で老後が心配!
定期借地権とは、土地を買わずに「土地を借りる」ことです。
よくあるセールストークとして「土地の購入費が掛からないので、その分を家の設備やグレードに回して素敵な家に住みましょう」というのが一般的ですが、これには注意が必要です。
というのは、まず土地の購入費を抑えたとしても、代わりに毎月支払う「地代」が発生してきます。
仮に土地を買わないことで住宅ローンの支払いが3万円下がったとしても、代わりに土地を借りる「地代」を2万円や3万円払うので、支払いが楽になるわけではありません。(住宅ローンの支払い金額だけで考えてはダメ!)
また定期借地権の契約期間は、ほとんどの場合で50年ですが、その後は更地にして地主さんに返却となります。
定期借地権の場合、老後に住む家が無くなるという可能性を秘めているので要注意です。
もうちょっと詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
7位:こんなハウスメーカーで買わなければよかった!
これは戸建に関わらずマンションでも言えることですが、建物そのものの「質」や「会社(担当者)」に対して後悔している人も多いです。
とくに建設中の物件を購入するなら「会社の評判」はしっかりとネットで確認したいところです。
基本的に不動産のネットの評判はほとんどが悪口ですが、実際にその会社が建てた物件や担当者の人にネットで問題になっているような怪しい点がないかは気にしたいところですね。
またネットで評判を調べることが出来ない地元の工務店であれば、そこの会社が建てた家を見せてもらうのは必須です。
また見積もりも必ず比較検討したいです。
地元の建築会社と全国展開している会社では、同じ仕様の部屋の見積もりが2.5倍も違ったことがあります。
ちなみに、どちらが高かったというと地元の建築会社の方です。
実権を握っている社長(会長)が高齢の方だと、不動産バブルでの成功体験があるので「そのままの考え」なのではないかなと思います。
一概に言えないことですが、「あの会社で買わなければよかった」という失敗談もよく聞くので事前にきちんと調べたいですね。
おわりに
いかがでしたか?
家を購入した後の失敗談ですが、これらについては不動産営業をしていると本当によく話に聞きます。
つまり、誰でも同じような失敗を犯しやすいということです。
その中でも最も気を付けなければいけないのは、やはり「立地」の問題です。
この場合は、設備のように後付けしたりリフォームでカバーすることが出来ないうえに、事前に調べておけば失敗しなかっただけに後悔も大きくなりがちです。
あとは「住宅ローンの支払いが苦しい」というのも定番ですが、そこは計画をしっかり立てることで回避は可能かもしれません。
また、思いのほか気を付けたいのは「衝動買い」です。
グレードや設備の良い家を見ると「こんな家に住めたら最高!」と、家にいる時間が長い女性ほど思いやすいかもしれません。
支払いが破たんしやすい失敗談なので、こちらも合わせて気を付けてくださいね。
以上「家購入の失敗談が知りたい!とくに多いケースをランキング形式で」でした。
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