先日、学生時代の後輩が部屋探しをしていて「エイブルとかミニミニで審査の厳しさは変わるんですか?」という相談を受けました。
「んんッ!?エイブルの審査?」
はじめは何のことかなと思いましたが、確かに賃貸の審査というのは一般的に見ると「少しややこしい」と思います。
実際のケースによってはエイブル(店舗)で審査をすることもありますし、またエイブルは部屋を借りる時の審査には一切関係ないこともあります。
今回は「どんな時にエイブルで審査が行われるのか?」また「エイブルやミニミニなどお店によって審査の厳しさは変わるのか?」
詳しく解説していきましょう!
そもそもエイブルとは何なのか?
みなさん「エイブルは賃貸の部屋探しが出来る会社」だと思っているでしょう。
実際、それは正しいんですけども。
ですが、今回「エイブルの審査について」話をするのに、もう少しエイブルのことを掘り下げさせて下さい。
エイブルは「直営店」と「FC店」に分かれます!
まず、エイブルのお店はどこでも一緒ではありまん。
というのも、エイブルは「直営店」と「FC(フランチャイズ)店」で分かれていて、これはアパマンショップやミニミニでも一緒です。
直営店はエイブルが運営していますが、FC店は「各地域の不動産屋」がエイブルの看板を借りる形で運営しています。(お店の看板をみるとエイブルでも中身は地元の不動産屋さんということです)
そういったエイブルのFC店は「エイブルネットワーク店」と呼ばれます。
お客様の立場から考えて、直営店とFC店で何か差があるわけではありませんが「研修などは直営店の方が厳しいというか多い」と思います。
WEBでエイブルの評判が「店舗によって変わる」のはこういった理由があるのです。
というわけで「エイブルには直営店とFC店がある」ということが分かりました。
それを踏まえてエイブルの審査について解説していきましょう。
エイブルで審査は行われる?賃貸の審査について詳しく解説!
まず賃貸で部屋を借りる時の審査は、
- 大家さん
- 管理会社
- サブリース会社
- 家賃債務保証会社
上記の4か所(のいずれか)で行われますが、審査の厳しさについては「どこが決定権を持っているのか?」によって変わります。
それぞれ見ていきましょう。
大家さんの審査を基準にして考えましょう
大家さんが物件を自身で管理している場合は、部屋の貸す貸さないの最終判断は大家さん自身が行います。
ある意味で最もイメージのしやすいケースだと思います。
とはいえ大家さんは「直接入居者を見れるわけではない」ので、不動産会社(仲介店)からの情報を聞いて判断します。
流れとしては、
- 入居希望者がお店に訪れて営業マンに部屋を紹介される
- 気に入れば営業マンが大家さんに空き情報などを確認して申し込み(仮押さえ)
- 収入明細などと合わせて担当の営業マンに入居者さんと会った感じについても聞く
というような感じです。
ただ大家さんは「入居者と直接会えるわけではない」ので、エイブルやミニミニなどの仲介業者(不動産屋)が「良さそうな人ですよ」と言えば基本的に審査はOKということがほとんどです。
最終判断は大家さんですが「審査への影響力を担当営業マンが持っている」というのは少なからず間違いではないでしょう。
審査がそんなに厳しいというわけではないですが、とりあえず大家さんの審査を「普通レベル」として考えていきます。
管理会社が審査を行うケース
個人の大家さんだと「遠方に住んでいて物件の管理を行うのが難しい」という方もみえます。
そういった場合に、大家さんから入居者の募集や物件の管理まで委託されている会社を「管理会社」というのですが、この管理をエイブルが行っていれば「審査を大家さんに変わってエイブル(店舗)が行う」ことになります。
ここで先ほどの直営店とFC店の話になりますが「FC店(地域の不動産会社)は管理に力を入れる」傾向にあります。
管理契約は毎月の固定収入となるので安心できる収入源となります。
ただ、だからこそ自社管理物件の審査は「厳しい」です。
というのも、別会社が管理する物件であれば「入居後のトラブルは関係ない」わけですが、自社で管理している物件だと入居後のトラブルも自分たちで対応することになります。
ですから、少しでもトラブルを起こしそうという方は「無理して入居してもらわない」というスタンスが一般的です。
サブリース会社の審査が一番緩い!?
「そもそもサブリース会社とは何なのか?」というと、大家さんから物件を借り上げている会社のことです。
ようするに「大家さんから借りた物件を又貸ししている」わけですね。
大東建託や大和リビングなどはアパートの建設から請け負いますが、建てた物件を大家さんから借り上げて代わりに賃貸経営を行っているので、こちらもサブリース会社に含まれます。
サブリース会社もアパートを借り上げているので空室が多いと赤字になるので、貸し出す審査自体はそこまで厳しくありません。
また賃貸と物件管理の部署は別なので、正直「とりあえず貸してトラブルになったら後で考えよう」という感じなんじゃないかなと現場で働きながら感じています。
審査については「比較的甘い」と考えてよいでしょう。
家賃債務保証会社による審査が一番大事!
家賃債務保証会社とは「連帯保証人の代わりを行ってくれる会社(その代りに手数料が発生する)」です。
少し前は「部屋を借りる際には連帯保証人が必要」でしたが、今は連帯保証人不要の代わりに家賃債務保証会社を利用することが主流になっています。
大家さんの立場から考えると「もし入居者が家賃を滞納した場合に家賃を立て替えてくれる」ので安心できますし、また入居者からは「連帯保証人をお願いする手間が無い」ので便利な会社です。
家賃債務保証会社に部屋を貸す貸さないの決定権があるわけではありませんが、貸主側としては「家賃債務保証会社の審査が通れば安心」なので、家賃債務保証会社の審査がOKであれば部屋を貸すということも多いです。
ただ、この家賃債務保証会社もいろいろあるので審査の厳しさについては「会社によってそれぞれ変わる」ことになります
ほとんどのケースではエイブル(仲介店)が審査を行うことはなく、貸主(大家さんやサブリース会社)と家賃債務保証会社による審査になります。
冒頭の私の後輩が言っていたエイブルの審査というのは「部屋を借りる上での審査」という意味だったので、実際は貸主がどこなのかで審査の厳しさも変わります。
ですが、言葉通り「エイブルの審査」というケースも無いわけではなく、エイブル(FC店を含む)が自社管理している物件であれば審査を行います。
そうなると、今度はエイブルやミニミニ・アパマンショップなどで審査の厳しさが変わるのか気になるところなので合わせて解説していきましょう。
エイブルやミニミニで審査の厳しさは変わるの?
ここまでで一般的な賃貸の審査はどこが行うのかお伝えしてきました。
自社管理している物件であれば、たしかにエイブルやミニミニなどで審査を行うこともあります。
ですが「エイブル・ミニミニ・アパマンショップ」などの大手仲介店で審査が変わるかというとそんなことはありません。
というよりも「店舗と営業マンによる」ので、エイブルだから審査が厳しいとかミニミニは甘いということではないです。
FC店であれば経営に関してはエイブルは関係ないので、あくまで「その会社の方針による」ということですね。
ただ、こう書くと「自社管理物件というのは入居が難しそう」と思われそうですが、そんなに心配することはありません。
「安定した収入がありトラブルを起こしそうにない人」であれば問題なく通ることでしょう。
しいて言えば「トラブルを起こしそうな人」と思われないようにすることです。
この点について別の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
なぜ賃貸の審査に落ちるのか?収入の他に思わぬ理由があるんです!
おわりに
いかがでしたか?
今回は「エイブルの審査」という点で解説してきました。
ただ「エイブルで借りただけで賃貸の審査について知りたい」という先読みと正確な解説のために、一般的に賃貸の審査を行うのはどこなのかも合わせてお伝えしました。
言葉通り「エイブルの審査」となると、
- エイブルが管理している物件
- 正式な審査ではないが営業マンのチェック
ということになり、他の大手仲介店(ミニミニやアパマンショップ)でもエイブルの部分を変えて貰えれば一緒です。
また、この点はエイブルやミニミニで審査の厳しさが違うというよりは「店舗と営業マン」によるのが正確です。
ですから、エイブルだから審査が厳しいということはありませんので、安心してエイブルでお部屋探しをしてくださいね。
以上「エイブルの審査は厳しいの?賃貸の審査について詳しく解説するよ」でした。
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