「ネット銀行の住宅ローンは金利が安い!」ということで、これから家を買う予定の方だとネット銀行が気になっている方もみえるでしょう。
しかし、ネット銀行での住宅ローンは「通常の銀行や信用金庫とは別物」と考えておかないと失敗する恐れがあります。
とはいえ、やはりネット銀行の金利の低さは魅力的なのも事実。
気を付けるべきポイントを抑えて賢く利用したいですよね。
というわけで、ここでは現役の不動産営業マンが「ネット銀行で住宅ローンを利用する際の注意点」をお伝えしていきます。
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ネット銀行の住宅ローン!気を付けたい6つのポイント
ネット銀行は介在する人の数が圧倒的に少なく、実店舗の数も少ないため、一般の銀行よりも低い金利で融資を行うことができます。
そのため、対面で担当者が説明してくれる銀行や信用金庫と比べてデメリットも存在します。
銀行と比べて審査は厳しい!?
ネット銀行は一般の銀行に比べて融資条件(金利や保証料など)金利が低その分、審査の基準が銀行よりも厳しくなります。
銀行でも都市銀行は滞納の心配のない属性の良い方に好条件で融資するというスタンスですが、ネット銀行はその上というイメージです。
そのため一般の銀行で事前審査がOKでも、ネット銀行も同様と考えるのは危険です。
本審査でひっくり返ることも多々ある!
またネット銀行は一般の銀行の事前審査とは異なります。
通常、一般の銀行や信用金庫では「事前審査OK=本審査もOK」です。
ですが、ネット銀行の事前審査は「申し込み受付」くらいの感覚で、事前審査がOKでも本審査でNGという可能性があります。
ですから、ネット銀行では本審査でOKが出るまで油断は禁物です。
審査に時間がかかるので注意!
ネット銀行は本審査が通らないと油断が出来ないとお伝えしました。
そのため、審査は時間が掛かると思っておいた方がいいです。
流れとしては、事前審査に通った後に、本申込み書類が自宅に送られてきます。
そこから売買契約書などの必要書類を添付して郵送します。
仮に送った書類に不備があれば不足書類や訂正したものを再送して「すべての書類が揃った後ようやく審査開始」となります。
ですから一般の銀行よりも決済までの期間を長くみておく必要があります。

団信の保険金が支払われる条件が厳しい!?
個人的には「最も注意したいポイント」が団体信用生命保険の保険料が支払われる条件です。
例えば、住信SBIネット銀行では全疾病保障がついても「金利上乗せなし」になっています。
通常であれば0.2~0.3%金利上乗せなので魅力的ですが、注意すべきは「働けない状態が12ヶ月継続したら」という点です。
逆に言うと、12ヶ月は保険金が出ないわけですから結構厳しいのではないでしょうか?
また後遺症が残っても働ける程度に回復した場合も生活はツラくなりそうです。
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司法書士の手数料が割高になることがある!
これは必ずではないですが、登記を行なってくれる司法書士によってはネット銀行だと手数料が割高になることがあります。
他にも一般の銀行よりも「事務手数料が高い」ということもデメリットですが、
- 金利が安い
- 保証料が不要
- 繰上返済手数料が無料
というメリットもあるので、一部費用が高くなるのは仕方のないデメリットと言えそうです。
すべて自分で行なうことになる!
ここまでの注意点を見ても、ネット銀行では書類の準備に契約まで「全て自分で行なう」ことになります。
また対面で手続きを行うことはほとんどないため、ネットに慣れていない方にとっては時間も結構かかるでしょう。

ネット銀行で住宅ローンを利用するなら
ネット銀行を利用する場合は「合わせて一般の銀行の事前審査も申し込む」ようにしましょう。
先ほどもお伝えしましたが、住宅ローンを利用する売買契約にはローン特約が盛り込まれていますが、期間を過ぎれば特約を利用できずに、違約としてペナルティを払っての契約解除となります。
そのため、承認日までに審査が通ればネット銀行を利用して、審査が通らない、間に合わない場合は一般の銀行が利用できるようにしておきましょう。
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今、おすすめのネット銀行は?
色々ネット銀行のデメリットをお伝えしましたが、とはいえ「金利の低さ」は魅力的です。
ここではネット銀行の中でも、とくに個人的におすすめと言える銀行を紹介します。
金利の低さは「auじぶん銀行」が最強か!?
参照元:auじぶん銀行
ネット銀行の中でも金利が低いのが「auじぶん銀行」です。
変動金利で0.41%は住信SBIネット銀行と一緒ですが「じぶんでんきを合わせて契約する」ことで金利が-0.3%になります。
金利0.38%は驚きとしか言いようがありません。

保障内容なら「りそな銀行」の団信革命!
参照元:りそな銀行
ネット銀行は団信(保険金の支払い条件)が不安ですが、その中では「りそな銀行の団信革命」が頭一つ抜けています。
団信革命は金利0.3%上乗せで「3大疾病+事故・後遺症などで要介護状態になった場合」もカバーして貰えます。
保険金の支払い条件も「60日継続(心筋梗塞・脳卒中)」なので、他に比べれば万が一の時には安心です。
個人的には上記の2銀行がおすすめですが、金利と保障のバランスを考えると「三井住友ネットローンプラザ」もアリだと思います。
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おわりに
今回は「ネット銀行で住宅ローンを利用する際のデメリット」についてお伝えしてきました。
さいごにポイントをまとめると、
- 審査が厳しい&時間もかかる
- 団体信用生命保険が支払われる条件が厳しいかも
- 手続きに手間がかかる
などがありました。
ただ、それを差し引いても金利の安さは魅力的だとは思いますけどね。
以上「ネット銀行の住宅ローンのデメリット!気を付けるポイントは何がある」でした。
< 最後にPRです >
住宅ローンは一括審査申し込みの時代!?

住宅ローンは不動産会社が勧める提携ローンも良いですが、複数の金融機関で「金利が安い」「団信などの補償が充実している」など、条件の有利なところを探すのもアリです。
「でも、金融機関ごとに事前審査を申し込むのは大変すぎる…」
そう思って手を出さない方も多いのが現状ですが、【無料】住宅本舗の住宅ローンの一括審査申込み なら、一度の手続きで複数の金融機関に事前審査を申し込むことが出来ます。
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